今宵のビールは、「眠れるししし2025」です。昨年「眠れるししし2024」を購入し、少し癖になる味とパッケージだったので2025も購入してみました。つい最近まで「眠れるしし(獅子)」だと勘違いしていましたが、「眠れるししし」でした。

【基本情報】
製造者:株式会社c 長野県軽井沢町長倉2148
原材料:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、乳糖
内容量:350ml
アルコール分:10%
ビアスタイル:バーレイワイン
賞味期限:製造から2年
購入してから気付いたのですが、「眠れるししし2025」の原材料には、「眠れるししし2024」には入っていなかった「乳糖」が入っていました。管理人は昔から乳糖が体質的に苦手です。牛乳も雪印メグミルクの乳糖をあらかじめ分解し普通牛乳比(日本食品標準成分2015)で約8割カットされているというアカディを飲んでいます。ただ、さすがに牛乳ほどではないようで、飲んだ後お腹がゴロゴロすることはなかったです。
【特徴】
眠れるしししのビアスタイルは、バーレイワインです。「麦のワイン」と呼ばれますが、正確には、大麦(Barley)のワインとなります。ちなみに、小麦を使用しているものだとウィート(wheat)ワイン、となります。
あくまでビールですが、半年以上も熟成されていることから麦のワインと呼ばれています。通常のビールの場合は1か月前後ですので、いかに長期に熟成されているかが分かると思います。
モルトの使用料も多く、熟成期間も長くコストがかかっている分、ビールの金額も高めで、「眠れるししし」が2本入った熟睡セットで3520円です(眠れるししし2025製品詳細)。1本あたり1760円なので、通常のビールであれば5、6本は飲める金額ですので、送料無料を考慮してもまあまあの値段ですね。
「眠れるししし2025」熟睡セットのオリジナルBOXに同封されていたホームエイジング用記録カードには、届いた2本の内1本は日を開けずに飲み、もう1本は冷蔵庫で半年ほど熟成(ホームエイジング)させることが推奨されています。
賞味期限が2年なのでどこまで熟成させるかは各人の好みとなります。ちなみに管理人の冷蔵庫の中には「眠れるししし2024」がまだ残っています。
「眠れるししし2025」熟睡セットのオリジナルBOX外観

「眠れるししし2025」熟睡セットのオリジナルBOX中身

【味わい、感想】

ゆっくり過ごしたい夜に、やさしく寄り添うビールを目指しました。グラスに鼻を近づけると、チェコザーツやカスケードのホップ香と酵母の香りが織りなす、ベリー系の複雑なアロマをお愉しみいただけます。味わいのアクセントには、チョコレートモルトのカカオを思わせるほろ苦さを加えました。バーレイワインらしいモルトの甘みと飲み飽きさせない切れのよさ。その両方を追求した一杯です。
※ホームエイジング用記録カード
色は、濃いめのブラウンです。
注ぎ方にもよりますがグラスに注ぐと多少なりとも泡立ちます。
香りは熟成を感じさせる甘いキャラメル香で、口に含むとその香りどおり強めの甘さを感じます。甘さの中にもコクや苦味も感じますのでこれがビールであることを思い出させてくれますが、最終的には甘さが勝ります。
「眠れるししし2024」は極甘口のシェリー酒を飲んでいる感覚に近く、管理人が知っているバーレイワインの中でも特に甘かった記憶があります。
これに対し、「眠れるししし2025」は「眠れるししし2024」よりも甘さが控えめで、その分コクや苦味をバランスよく感じることができ飲みやすくなったという印象を受けました。管理人は「眠れるししし2025」の方が好みです。とはいえ2024も2025も飲み方としては食事と合わせるというより、甘くアルコール度数も10%と高いので、食後にゆっくり、がオススメです。味わいやアルコール度数の高さから、「眠れるししし」に限りませんが、バーレイワインは1本飲むだけでも、満足感が高いです。バーレイワインは他にもありますので、また別の機会に紹介したいと思います。
