今宵のビール(発泡酒)は、年末にスーパーでジャケ買いした「バクの初夢2025」です。税込みで384円でした。
バクの夢食いは有名な話ですが、そもそもは中国から伝わった話で、中国では想像上の動物であるバクは良い夢の象徴動物として信仰されていたようです。バクが悪夢を食べてくれるという話ですが、「バクが」と「麦芽」がかかっていると勝手におもしろい着眼点だと感じています、信じるか信じないかはあなた次第(笑)。「バク」の名称を利用するところから花椒(かしょう)を原料に利用することを思いつかれたのか、花椒を利用したところから「バク」の名称を想起したのかは分かりませんが、原材料名(麦)とマッチした素晴らしいネーミングですね。
【基本情報】
製造者:株式会社ヤッホーブルーイング 長野県軽井沢町長倉2148
原材料名:大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ、ゆず果汁、花椒(かしょう)
内容量:350ml
アルコール分:5%
【特徴】
柚子と花椒のハーモニー: 柚子のジューシーな香りと、花椒のスパイシーさが、複雑でありながら優しい味わいを生み出します。
ヴィットビアの伝統: 小麦麦芽を使用し、ベルジャンウィート酵母のフルーティーな香りが特徴のヴィットビアスタイルをベースに、日本の食文化に合うようアレンジしました。
温度変化を楽しむ: 飲み頃温度は8℃ですが、温度が上がるにつれて、柚子の爽やかさから、花椒のスパイシーさが際立つなど、味わいが変化していきます。
※株式会社ワンダーテーブルの公式サイトより引用
【味わい、感想】
原材料で使用されている「花椒(かしょう)」は中国原産の調味料で、中国名では「ホアジャオ」と読みます。
ミカン科サンショウ属の植物の果皮を乾燥させたもので、中国料理では欠かせない調味料の1つです。
グラスに注ぐと、柚子の香りだけでなく花椒のスパイシーさも香りとして感じることができます。このスパイシーさは山椒に近いものがあります。
色はいわゆる白ビールで、白く濁りつつも明るいイエローといった印象です。
苦味はほぼなくフルーティーで非常に飲みやすい仕上がりになっています。
味わいとしてはまず柚子を感じ、そのあとに花椒のスパイシーさを強く感じることができます。しびれ感はもちろんありませんが、花椒のスパイシー感が好きな方には是非お勧めです。