今宵のビール1~ピルスナー・ウルケル(缶)

ビールレビュー

今宵のビールは、近所のスーパーで購入したチェコの「ピルスナー・ウルケル」(缶)というビールです。スーパーで1缶308円でした。瓶タイプのものもありますが、今回は缶タイプです。

最近はスーパーで見かけることも多く、見覚えある方もいると思います。元祖ピルスナービールで、海外ビールの中でも非常に有名なビールです。

【基本情報】

商品名:ピルスナー・ウルケル(Pilsner Urquell)

原材料:麦芽、ホップ

アルコール度数:4.4% 

容量:330ml

輸入者及び引取先:アサヒビール株式会社

製造元:ピルゼン醸造場(チェコ)

【歴史】

ピルスナーウルケルは、1842年にチェコのピルゼンで誕生した世界初のピルスナータイプのビールです。

ドイツのミュンヘンから呼んだ醸造家ヨーゼフ・グロルが、チェコのピルゼンの水でビールを作ると、ミュンヘンの濃い褐色のビールとは異なり、黄金色のビールが出来上がりました。この黄金色のビールがピルスナーです。ミュンヘンの水が硬水であったのに対し、ピルゼンの水が軟水であったことから、偶然に生まれたビールというわけです。

ピルスナーウルケルの「ウルケル」には「元祖」という意味があり、ピルスナービールの元祖であること自体が商品名になっています。ラベルにも「1842」という数字や「THE ORIGINAL PILSNER」の文字が並んでいます。

そもそもピルスナービールとは、淡色麦芽を用い下面発酵で醸造されたビールで、綺麗な黄金色の見た目を特徴としています。日本のビールもこのピルスナータイプのビールが多いです。

【グラスへの注ぎ方】

ピルスナーウルケルには、「ハラディンカ」、「ミルコ」、「シュニット」、という3種類の注ぎ方がありますので一応ご紹介します。家飲みでは真似できません。ですので、管理人は普通にグラスに注いで飲んでます。

ピルスナーウルケル公式サイトから写真引用

(THE URQUELL STORIES 04 〜 注ぎ編 〜 注ぎ方のデザイン)

「ハラディンカ」 

まず泡が注がれ、その泡の下にビールを注ぐ方法で、チェコでは伝統的な注ぎ方です。泡の量は指3本分と決められており、そこそこ泡自体のボリュームがあります。そのためビールだけでなく泡も楽しめます。

ハラディンカのイメージとしては、3つ並ぶビールの写真の真ん中のグラスです。

「ミルコ」 

グラスいっぱいに泡を満たす注ぎ方です。仕上がりのインパクトは大で、言ってしまうとほぼ泡です(笑)。ピルスナーウルケルのクリーミーな泡を堪能できるので、話のネタとしてでも一度は味わってもらいたい注ぎ方です。

ミルコのイメージとしては、3つ並ぶビールの写真の左側のグラスです。ただし、ビールの割合からすると、注いでから少し時間が経過した写真だと思われます。管理人が飲んだときは、もっとビールの割合は少なかったです。

「シュニット」

まだまだ日本には少ない「タップマスター」という限られた注ぎ手だけに認められた特別な注ぎ方です。ピルスナーウルケルの香りを楽しめるようグラス上部より指1本分少なく注がれる点がこの注ぎ方の特徴です。

シュニットのイメージとしては、3つ並ぶビールの写真の右側のグラスです、と言いたいところですが、泡がグラス上部まで来てしまっている点でシュニットとは言えないですね。

タップスターとなるには、なんとチェコ・ピルゼンで行われる「タップスタープログラム」なるものを修了し、試験に合格しなければなりません。

ピルスナーウルケルの公式サイトでは樽詰のピルスナーウルケルが飲める店(※リンク)を検索することができ、その中でタップスター在籍店もピックアップされていますので、お近くの方は是非直接お店に行って味わってみてください。

【味わい、感想】

色は黄金色で非常に綺麗な色合いです。苦味はほどほどで、麦芽の軽い甘みもあり、アルコール度数も低いため、非常に飲みやすい仕上がりです。少しフルーティーな香りも感じられスッキリとした飲み口なので爽快感も味わうことができます。

ビールを飲み慣れていな方や、日本のビールに慣れている方にも、非常に飲みやすいビールだと思います。海外ビールの入門としては最適です。

関連リンク

ピルスナーウルケルの公式サイト

アサヒビールの公式サイト

タイトルとURLをコピーしました