今宵のビールは、数量限定で販売されていた「サッポロラガービール赤星」の缶バージョンです。

【基本情報】
製造者:サッポロビール株式会社 東京都渋谷区恵比寿4-20-1
原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ
内容量:350ml
アルコール分:5%
【商品紹介、特徴】

「『サッポロラガービール』は、1877年(明治10年)にサッポロビールの前身である開拓使麦酒醸造所から発売されて以来、長年にわたって飲み継がれてきた日本で現存する最も歴史のあるビールブランドです。熱処理ビールならではの厚みのある味わいが高く評価されるとともに、流行に左右されずに「サッポロラガービール」らしさを貫く姿勢がお客様に支持され、2025年1月から6月の累計実績が前年比2割増と好調です。缶のデザインは、現在のびんラベルを忠実に表現しています。ラベル中央の赤い星は、開拓使のシンボルであった北極星を表し、ファンの皆さまから「赤星」の愛称で長年親しまれています。缶の裏面には、赤星らしい酒場のシーンをデザインしています。」(公式サイト引用)
サッポロラガービールは、缶ラベルの下の方にも記載がありますが、熱処理ビールです。いわゆる「生一丁~♪」の生ビールではありません。生ビールは非熱処理ビールと呼ばれていますが、サッポロラガービールは熱処理ビールです。
驚かれるかもしれませんが、サッポロラガービールは一度低温加熱されています。低温といっても熱処理ビールの加熱温度は一般的に50度から80度ぐらいと言われているので、まあまあ加熱されています。
熱処理の目的は殺菌や酵母の活動停止にあり、古くは熱処理が一般的でした。ただ、技術の進歩により、菌が入りにくい環境でパッケージすることができたり、濾過技術の進歩などにより今では生ビールが主流となっています。熱処理ビールはサッポロラガービール赤星の他に、キリンクラシックラガーなど数えるほどしか見かけません。レアキャラなので居酒屋で赤星を見つけると、ついつい注文したくなります。
【味わい、感想】
色は綺麗な黄金色です。泡立ちが非常に良く、注いでいる最中から期待が膨らみます。居酒屋で出てくる小さなビールグラスでは泡立ちの良さは感じなかったので、今回少し大きめのビールグラスに注いだせいかもしれません。普段いただく小さなグラスで感じる古き良き時代のビール感はありませんが、大き目なグラスに注いだ現代版赤星の見た目も十分に魅力的です。
公式サイトでも謳われているとおり重厚なコクを、そして苦味もしっかり味わえます。ただ、それでいてトゲトゲしているわけではなく、スッキリかつマイルドな味わいが赤星の魅力です。アルコール度数が5%ということもあり、非常に飲みやすく、飲む人を選ばない、食事を選ばないビールといえます。長年愛されているのも納得です。今後も飲んでいきたいと思える大満足なビールでした。
